みづくくる 一六八 十 一六八  【HIROYA to IROHA】

絞り染色作家藤井裕也ブログ【みづくくる~ひろやといろは】。 水くくる=絞り染めの意。一六八=ひろやと物事のいろはを掛け合わせ題しました。

20)ファッションカンタータ2016 ①

第24回ファッションカンタータfrom KYOTO「Kinema」2016。
いち出展者の言葉でしかありませんが、ご来場くださいましたお客様はじめ関係各位、皆様に感謝申し上げます!
本当にありがとうございました。

5月21日の土曜日に京都駅ビル京都劇場で開催された1日のみの特別な舞台の出展を終え、
休む間もなく出張先の東京へ向かいましたため、展示会も2日目を過ぎようやくひと息つけたかなというところでブログの更新です。
ブログのアクセス数だけが悪戯に多くなるも、なかなか投稿出来ずお待たせしてしまいました。

ファッションカンタータは京都を代表する和洋のファッションと音楽の融合したスペシャルな祭典です。

今回のテーマは日本映画120年を記念した豪華ゲストのキャスト陣。


洋装のケイタマルヤマのコレクションへのテーマは女優。
見応えがあり非常に楽しめました。

和装の京都コレクション協議会の4作家には石橋義正監督よりKinemaに因んだテーマを戴きました。

臈纈染めの丹下雄介さんの「アヴァンギャルド」、私・藤井裕也の「モダニズム」、和染紅型の西田裕子さんの「ドラマ」、手描き友禅の羽田登喜さんの「スター」と各自の染色技法でそれぞれのテーマを落とし込んでの作品を制作、
加えて「時の移ろい」をテーマに男物のきものコレクションも各自1作品ずつ制作出展するという面白い舞台となりました。


関係者用プレビューと一般公演あわせ計5ステージ。
モデルさんやご出演者の皆さん、ヘアメイク、着付けの先生の皆様にはかなりハードな本番だったことと思われます。

昨年の秋に出展のセレクションが決定、公式リリースまで何も発表出来ないもどかしさも抱えつつ、通常業務時間や出張をこなしながら常に作品のトータルの完成へ真剣に向き合い没頭して作品を制作しておりましたので
滞りなく無事発表出来たことは何より幸せなことでした。

6作品とも日本映画120年の歴史を意識し、私に頂いたテーマKINEMA KIMONO「モダニズム」へのアプローチは難しい切り口でしたが、その分やり甲斐もあってやり終えた安堵感でいっぱいです。


こちらの写真は京都駅ビル2Fインフォメーション前で29日までファッションカンタータのエキシビジョンが開催され、当日の衣装展示と映像紹介があります。

続けて書けるかわかりませんがひとまず…to be continued !!