みづくくる 一六八 十 一六八  【HIROYA to IROHA】

絞り染色作家藤井裕也ブログ【みづくくる~ひろやといろは】。 水くくる=絞り染めの意。一六八=ひろやと物事のいろはを掛け合わせ題しました。

9)〆切。

確定したものなど、ひとつもないのに期日までに完成を約束するのがクリエイター。俗に言う〆切
なんとか第9稿。
加筆修正しますが〆切1分前更新。

自分で決めた〆切、4月7日ギリギリ間に合いました。

今日も忙しかったです!
有難いことですね。

2020年までに世界各国のキモノを製作するキモノプロジェクトにご縁があり、
まず私にお話を頂戴したのですが、八代亜紀さんと事務所の代表で八代さんのご主人さまの増田登社長がモンゴル国の大統領の招聘により昨年の夏ご渡航される折、父の藤井浩に是非日本を代表する和の作品をお土産にお持ちしたいとご希望を受けました。そこで絞りのタペストリーを誂えさせていただきました。
ゴビ砂漠からウランバートルを約一週間ほど駆けめぐられたそうで、その際大統領と大統領官邸にタペストリーをお贈りくださり、いつか私たちも行きたいねと話題にしていた頃、イマジンワンワールドキモノプロジェクトの高倉代表より私にご連絡賜わりました。
「是非どこかの国の作品を製作していただきたいのですが、モンゴル国の作品はどうですか??」
とお問い合わせいただきました。
他にも数カ国の案が出たのですが、モンゴルのフレーズが出た瞬間、あまりのタイミングの良さ、共時性にそれならば私ではなく、父の藤井浩の方が八代亜紀さんの衣裳を30年近く手掛けさせて貰っているご縁で繋がりが深く持てるはずと直感し、
キモノプロジェクトの高倉代表と父に振りましたところ、双方了承いただきそんな訳で弊社の藤井浩がモンゴル国のKIMONOを担当することになりました。
その後ミリオン企画増田社長のお引き合わせにより、モンゴル国の大統領文化芸術顧問・ソソルバラムさんにも大阪と岡山でお会いすることがかない、製作段階から構図を見ていただいたりアドバイスも頂戴出来、この半年製作に追われていた訳です。

2015年10月29日勝央モンゴル交流協会主催ビルグーン・ウンダラガ歌舞団公演にてドグミド・ソソルバラムさんと藤井浩。ソソルさんはモンゴルの国民的な歌手で俳優。モンゴル民主化革命の志士です。



4/7 京都新聞 夕刊キモノプロジェクトの記事です。

そのようなご縁で紡いでまいりました昨秋から今まで掛かってラストの仕上げの工程にまで辿り着くことができました。
そんなモンゴル国をテーマにしたKIMONO、まだまだ最終段階の大切な作業が残っております。

色やデザイン、構想、仕上げ方は父の作品になりますが僕の受け持ちパートは絞りの帽子、縫い締め全般と全体の取材、一生懸命関わってくださるボランティアさんや皆さまとの橋渡し。
その仕上げの段階で僕自身が抱える〆切や個人的な仕事をいくつかすっ飛ばし、優先的に
キモノプロジェクト代表さまより頂戴した〆切り向けて、父の作品のバックアップに追われるここ数日でした。
アトリエでは自分の仕事だけしていればいいと言うものではありませんし、個人的にも思い入れのある大切なお仕事です。

…といいましても明日は絶対に!!(=゚ω゚)ノ
ファッションカンタータの作品のうちの大切な作業、帯の縫い締めと帽子絞りを仕上げなきゃいけません(=゚ω゚)ノ
〆切があるものですから…(笑)
これは絶対。

そんなこんなで?!⬅︎無理矢理っぽい締め方ですが、
ファッションカンタータお申込みご応募の程よろしくお願い致します。

4月9日が申し込み〆切です!!
〆切。
当選するしないは時の運ですが、まずはご応募よろしくお願い致します。
あとで出品者の私にチケットなんとかしてくださいと言ってもどうにもなりませんからね…(^^;;

以下、ファッションカンタータFacebook公式ページより転載
⬇︎
「締切迫る!応募受付は4月9日(土)まで!
和装と洋装が共演するファッションイベント「ファッションカンタータ」は5月21日(土)に京都劇場で開催。
今年は、KEITA MARUYAMAの作品が登場!

抽選でペア1,500組3,000名様をご招待!
応募はこちらから↓
http://www.fashion-cantata.jp/

…洋装のKEITA MARUYAMA だけじゃなく、

和装のきもの作家からは
ろうけつ染の丹下雄介さん、和染紅型の西田裕子さん、手描き友禅の羽田登喜さん、そして私、絞り工芸の藤井裕也の作品が登場します!!


次回の更新は4/10(日)予定です。よろしくお願い致します。