新緑が美しい五月。
子どもの日は過ぎてしまいましたが五月五日は菖蒲の節句、端午の節句でした。
五月五日は個人的にもう一つ意識している行事がありまして、名古屋の話。母方の大原家は曽祖父の代まで代々熱田の祭祀にお仕えしていた神官、社家でした。
端午の節句の同日には、熱田に古来より伝わる神輿渡御(しんよとぎょ)と呼ばれる神事があるんです。
飛鳥に都があった頃、朱鳥元年(西暦686年)今を遡ること1330年前、草薙の剣
その朱鳥(あかみどり)の元号の由来は新羅の沙門道行のために神
草薙の剣が熱田の杜に還っても長くご皇室をお守りすることに変わ
以来、不用心があってはいけないと時の天武天皇の飛鳥浄御原宮よ
世襲制度の社家で尾張氏の首長を中心
ちなみに同じ社家の粟田家は京都の粟田がルーツ。
母の祖父や親類、他の社家・熱田七姓も同様に禄を失い熱田の杜か
それでも母の祖父は熱田大神にご奉仕していたとのことですが、戦前に熱田の杜から離れて京
曽祖父、祖父も名古屋に帰りたいといいながら早くに亡くなり、また名古屋の大空襲により詳細の巻き物などはありませんが物心ついたころか
朱鳥会とは旧社家の集いです。早速求めましたところ、紋の記述
熱田の杜からさらに大原のルーツを辿っていくと名古屋の前は明日香村に大原の里があったことが判明しました。
大原の里は現在、明日香村小原と改称されています。
ところで、この明日香村小原は「藤井が原」又の名は藤井原と呼ぶそうです。藤原家のふる里でもあります。
大原と藤井が原とは明らかに同じ地を指しているそうなんですが僕が藤井の家に生まれたのは偶然ではないのかもしれませんね。藤井家の方は近江八幡の出自だそうで、明日香村と何のゆかりもないと思いますがなんとも面白い符合です(^ ^)
長く飼っていた猫のアスカも明日香村出身。行方不明で思い出すと悲しくなりますが。
熱田と飛鳥は僕の中では結構大きなキーワードなんです。
落ち着いたらまた行きたいな。